マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正装置には様々な種類があります。全ての装置に共通することはマウスピースを一定期間で交換して歯を動かす仕組みです。そして装置の種類による最も大きな違いはインビザラインが1回の歯型で治療終了まで全ての装置を製作するのに対し、その他の装置では3〜4週間ごとに装置を製作するということです。このことから大阪オルソではインビザラインとアソアライナーを患者様に合わせて選択しています。

introduction大阪オルソ採用のマウスピース矯正装置2大ブランドのご紹介

  • INVISALIGNインビザライン

    インビザラインは1度の歯型採りで治療終了までの全ての装置を製作することができます。またアタッチメントと呼ばれる歯に付ける白い突起物により、歯を正確にコントロールできるのでより複雑な歯の動きに対応しています。装置を海外で製作するため装置完成までには約1ヶ月間を要します。

  • ASO ALIGNERアソアライナー

    アソアライナーは3〜4週間ごとに装置を作り直すので、矯正治療中に虫歯の治療をすることができ、また歯が予測と違った動きをした場合にもリカバリーが可能です。複雑な歯の動きには対応していないので少量の歯の移動に適しています。歯型採りから約10日で治療を開始することができます。

メーカー別特徴マップ

マウスピース矯正には多くの種類があります。それぞれの装置に特徴がありますが、その特徴の解説だけではマウスピースの種類によるおおまかな違いが分かりにくいかと思います。そこでここでは5つの項目についてマウスピース矯正装置を比較しています。

インビザライン

一回の歯型採りで治療終了までの装置が製作できます。アタッチメントと呼ばれる白い突起物により歯をコントロールするのでより複雑な歯の動きに対応しています。海外製のため、装置完成まで約1ヶ月を要します。

アソアライナー

2〜3週間ごとに歯型を採り2〜3枚の装置を製作します。デジタルカメラの画像を用いた専用のプログラムにより日本で製作します。治療を早く始めたい方、矯正治療後の後戻りや歯の移動量が少ない症例に用います。

イークライナー

インビザラインとアソアライナーの中間に位置する装置です。1回の歯型採りである程度の数の装置を作ることができます。歯型をスキャン、シミュレーションを行い、3Dプリンタを利用して装置を製作します。

クリアアライナー

2〜3週間ごとに歯型を採り装置を製作します。日本で作られるため約10日で装置が完成します。この装置単独で歯を大きく動かすことは難しいので、矯正治療後の後戻りや歯の移動量が少ない症例に用います。

デンマウスピース

2週間ごとに歯型を採り装置を作成します。1日あたりの装着時間が8〜10時間と短く、また短い期間で装置を新しく作るため、適用症例がある程度広いのが特徴です。約16年の実績がある日本製の装置です。

アクアシステム

4〜6週間ごとに歯型採りをし、アクアフレームと呼ばれる装置を製作します。歯並びやご希望によっては通院間隔を2ヶ月以上開けることができ、他の装置に比べやや通院回数が少なくてすむのが特徴です。

オペラグラス

3〜4週間ごとに歯型を採り装置を製作します。3Dシミュレーションを利用した装置でありながら、一度で多くの装置を作ることはせず、あえて毎回歯型を採り新しい装置を作るという特徴があります。

エシックス

マウスピースにくぼみや切れ込みなどの加工をすることにより、歯に矯正力をかける装置です。加工や補助的に使用するゴムが目立ってしまうことがありますが、費用を抑えられるというメリットがあります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正は意図的にずれを作ったマウスピースを歯に装着することで歯を動かします。
ワイヤー矯正は装置を歯に接着し、そこにワイヤーを装着して矯正力を歯に加え、歯を動かします。

mouthpieceマウスピース矯正

違和感なく、自由に取り外すことができます

違和感が少なく、滑舌にほぼ影響しません。ご自分で取り外すことができるので食事の際に不便がなく、歯磨きは矯正治療開始前と同じように行うことができます。ただし、装置を取り外している時間が長くなってしまうと歯が動かないので注意が必要です。またインビザラインは複雑な歯の移動を伴う難しい症例にも適用可能ですが、口元を下げてEラインを大きく改善するなどマウスピース単独では難しい治療もあります。前歯にアタッチメント(歯に力をかけるための白い突起物)を必要としないマウスピース矯正では矯正治療と同時に歯のホワイトニングを行うことができ、歯並びと同時に歯の色調を整えることができます。

orthodontic wireワイヤー矯正

治療が難しいケースにも対応が可能です

歯に装置を接着して矯正力をかけるため、食事中や歯磨きの間にも24時間確実に歯を動かすことができます。またマウスピース矯正のように1装置ごとの歯の移動量に制限がないので、歯が動く速度が早い傾向にあります。マウスピース矯正と比較すると見た目は劣るものの、裏側からのワイヤー矯正では装置が見えることはほぼありません。ただし裏側矯正では違和感と滑舌に影響が出ることがあり、慣れるまで装置にカバーが必要な場合があります。通院頻度は約1月に1回で、インビザラインに比べると多くなる傾向にあります。適用症は広く、抜歯を伴う治療、口元を大きく下げる治療などほぼ全てのケースに対応することができます。